私はここに来て大いに涼んで、新しい言葉を習ったが、ずっとその意味が分からなかった。
ここにいるどの賢者が一二を解くことができるか分からない。
この言葉は、風、花、雪、月]
[何がそんなに難しいの?]
風は山を越え川を渡り夜明けにやってくる
花は散り散り泥濘る
雪は日が出ると融けて軒先が白くなる
月は果ての果てまで続く
高い山の頂でかいえんして添い遂げる
来る者はどこへでも押し寄せて行く.
昼も夜も雑多で追究しない.
離れれば離れるほど気が狂う
水の深い淵と水の深い淵とが行き交う.
去る者は苦しみ多きは欲して傷を受ける
天地が繰り返されてどうしたら興ることができようか
忘れることなかれ忘れなかれ
風というものは自分の息に身を任せ,そでを乱すものだ
花は玉彩を揺らして服を着せてもまだ摘んでいない
雪は眉間のひんやりとした華がまっ白だ
月は寂空星雲に埋もれ
風は清歌が休まず高台に吹き渡る
花は枝葉と黛が300詩ひっぱたいた
雪は積もり積もりで,形も形もよくない
月は良宵清光この夜は二度と会えない.
天下は公のため,我は母のため
山河洞房の天星ろうそく.
来年は化粧が万骨枯る
色の濃淡は時として無になるのか?
[風花雪月さん、あなたと恋がしたいの]
天下の大悲しみがすぐに消えうせる.
近山に思いをめぐらす
意合道支店は遠く離れている
風花雪月数回
風は盾にアザミののろしがつきまとう.
花は血まみれで死体を引っこ抜く
雪はユズとマグの棺の蓋だ
月は無口だ
風は初見のようにうなり声をあげてさまよう
花は人間の四月,こけに酔う
雪は赤塵に染まり命は二つに裂ける
月は陰晴円欠で影は常にある
天下は公のため,我は母のため
山河洞房の天星ろうそく.
来年は化粧が万骨枯る
色の濃淡は時として無になるのか?
[風花雪月というのは、僕が世の中と恋をしたいからだ。